天体観測

観測疲れ

16日から17日にかけて仙台地方はまあまあの天候に恵まれました。

夕食もそこそこに自宅で火星観測。
透明度も良くなってきたので大急ぎで天文台へ。
月明かりの影響も無いので彗星観測に重点を置きました。
夜空にはたくさんの彗星が見えていますが、小さな望遠鏡で見られるのは数個程度です。


全ての準備を整えて彗星観測を開始。
時間的に早く沈んでいく西側から撮影を開始します。
暗い彗星が多いものですから露出時間は60秒から120秒かけています。
暗い彗星といいましても16等とか17等、20等近い彗星もあります。
また焦点距離も長いものですからその形状も良くわかります。
中には、17等くらいの彗星でも立派な尾を引いているものもあります。
そんな姿を見ながら一つ一つ撮影し、その位置も測定しておきます。


 

そんな作業が17日の明け方まで続きました。
途中雲の通過などもあり、何度となく観測中断はありました。
でも、その間に画像処理などやることはいっぱいあります。
一通り終わったところでどっと疲れが出てしまいました。
でも、もったいないほどの素晴らしい透明度です!
「そうだ、惑星観測用のナスミス分光焦点で天体を撮影してみよう」となりました。
惑星観測で使い慣れていますから、ピントあわせをきちんとしてから目的天体を導入。
望遠鏡を微調整し、目的天体を視野中心に入れて準備完了。

 

それで撮影した天体は、
こと座のM57、ヘルクレス座のM13、りゅう座のキャッツアイ星雲です。
さあ見ていただきましょう。

 

 

M57a_20100216-.jpg

 

 

M13a_20100216JPG.jpg

 

 

20100216acatseye.jpg
 

実は、撮影の前に必ず眼視で確かめることにしています。
M57はきれいなドーナッツ状に、そして、少し緑っぽく見えましたし、
M13は圧巻で、視野の中全部星だらけ!
キャッツアイ星雲は青っぽく、そしてかわいらしく見えました。

 

その天体のきれいさに見とれてしまい、観測疲れは宇宙に吹っ飛んでいってしまいました。

 

小石川正弘

 

撮影データ

 

使用機材:1,3m反射望遠鏡 ナスミス分光焦点(F10)
     キヤノンイオス5D ISO1250 露出120秒(キャッツアイだけ60秒)
     ステライメージとフォトショップにて画像処理