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朝から大忙し

13日02時50分頃に目が覚め、外を見たならば雲の切れ間から火星が・・・
早速、観測の準備に取り掛かりました。

今月火星は地球接近となりますから観測の絶好機!
愛用の望遠鏡のカバーを外し火星を導入。
そこそこの気流状態です。
いざ、観測開始と思いきやあたりに霧が立ち込めてきたのです。
こんなときに限って観測条件が良いもの・・・
しかし、05時頃まで粘ってみたものの、ご紹介できるような画像は取得できませんでした。

 

08時30分頃に天文台へ出勤。
いつものようにメールを確認します。
そうすると、観測仲間の大崎パレットの遊佐徹さんから観測情報が入っていました。
今年に入って発見された彗星・C/2010 A2(LINEAR)が異常な姿をしているとのことでした。
遊佐さんは、外国の望遠鏡をコンピュータで動かして、
超新星発見の確認観測などを精力的に行われている方です。
さて、この彗星は大変暗い(約19等ほど)のですが、数分程度の尾が出現していると言うのです。
私は、11日早朝にこの姿を1.3mで確認していました。
最初この姿をモニター上で見たとき「いつものゴーストが出ているなぁー」なんて思ってしまいました。
その後詳しく調査してみたら、まさしくその彗星だったのです。(写真参照)
小彗星なのですが、形状観測の面白さと継続観測の大切さを痛感しました。

  

20100110_231610_07h05m31s_p28_14_12_P2010A2_R01_01_2.jpg

 

 

 

 

 

 

同僚のS先生が出勤。
矢継ぎ早に「今夜、特異小惑星が見られますよ、そして、大きな黒点が出ていますよ」との情報。
特異小惑星は夜間ですからそれはさておき、
太陽面に出ている黒点についてインターネットで調べてみました。
北半球にそこそこの黒点群が出ています。
早速、市民観察室の15cm屈折望遠鏡を動かして撮影してみました。
写真を見ていただきましょう。(写真参照)

 100113_Su_15cmPF.jpg

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

久しぶりの黒点群です。
そういえば新年早々、東縁に活動的なプロミネンスがありました。
その付近の活動領域が活発化して黒点群の発生となったのでしょうか。

これからの太陽活動に注目していきましょう。

 

(撮影データ)

LINEAR彗星

撮影日時:1月10日23時16分頃
撮影機材:1.3m反射経緯台 カセグレン焦点 F5 冷却CCDカメラ
     露出120秒 Rフィルター使用

太陽

撮影日時:1月13日09時57分頃
撮影機材:15cm屈折望遠鏡直焦点 F12 
     キヤノンイオス5D ISO125 露出1/1250秒 
     ハーシェルプリズム+NDフィルター2枚にて減光処理 

両画像ともステライメージとフォトショップにて画像処理
                                                                                                                        小石川