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中秋の名月と満月

皆さん、10月3日の中秋の名月は見られましたか。

仙台地方、夕方は晴れていてきれいなお月見ができるかなと思っていました。
しかしです、早めの夕食を済ませた頃から急速に曇ってしまいました。
「これで月見もダメか」と思いながら、溜まった木星画像の処理を行っていましたら
空を覆っていた雲が急速に取れ始め、その後はきれいなお月見となりました。
もちろん記念写真はばっちりです。


さて、中秋の名月は旧暦の8月15日です。
望遠鏡を覗くとわかるのですが、まん丸ではなく月が少し欠けています。
そして、今月の満月は翌日4日となります。

では、2枚の写真を見ていただきましょう。
そして、どちらが中秋の名月なのでしょう。

 


091003MoonHP.jpg

091004FullMoon.jpg

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

実は左側の写真が中秋の名月です。
詳しく見てみると、左側ほうのクレーターが見えその影も確認できます。
ということは、中秋の名月は満月ではないのです。
えっ、右側の写真の右側が少し欠けているって!
そうなんです。
満月の写真を撮ったといっても、天文学的な満月の前後はまん丸ではありません。
4日の満月の時間は15時10分頃。
撮影時間は21時05分頃ですから、満月から6時間ほど経っています。
そのために右側=月の西側にクレーターが見え始まったのです。

皆さんにとって満月の写真撮影は簡単なように思えますが
天文学的な満月の写真撮影となると、現象時間が夜になるとは限りません。
そのようなことで難しいのです。
もちろん天候にも左右されますね。
きれいな天文学的な満月の写真は何でしょう。
これは皆既月食を狙えばよいのです。
次回の皆既月食は「2010年12月21日」となります。
だいぶ先の話ですが、今のうちから月の写真撮影を練習してはいかがでしょう。

小石川正弘


撮影データ

撮影機材:31cm反射望遠鏡 直焦点 キヤノンイオス5D ISO400 露出:1/4000秒
撮 影 地:青葉区愛子東6丁目地内
撮 影 者:小石川正弘