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木星会議

9月5日(土)から6日(日)にかけて、国立科学博物館新宿分館を会場に
「第33回 木星会議」が開催されました。

昨年は、オープンしたばかりの仙台市天文台で開催し
多くの観測者に集まっていただきました。
今回は、会議を主催する「月惑星研究会創立50周年」にあたり
イギリス天文学会(BAA)より木星課長のロジャーズ博士(写真)をお呼びし
「木星面の赤い模様」について記念講話もいただきました。

 


090909-Ju-HP2.jpg東京は暑すぎるくらいの残暑、そしてきれいな青空でした。
6日の帰りの新幹線に乗りながら「仙台は晴れているだろうか」と
車窓から空を眺めていました。
新幹線「はやて号」は早い!
あっという間に仙台に着き、仙山線に乗り換えて愛子まで。
天候は晴れています。
木星観測の刺激をたっぷりと体にしみ込んでいますから
「あれもこれもしなくちゃ」と考えてしまいます。
その第一段階として光軸調整をしっかりと行い、観測開始を待ちました。

木星は、19時過ぎに隣家の屋根の上に見えてきました。
早速31cm反射望遠鏡を木星にむけると、まあまあの気流状態です。
その西側に目をやると衛星2個がぴったりと寄り添っているではありませんか。
急いで天文カレンダーを見ると
「木星の衛星イオがガニメデを隠す」となっていました。
急いで観測体制を整え画像取得を開始。
観測しながら画像処理を次々行っていきます。
途中で霧が出たりしましたが23時近くまで観測は続きました。

それでは、出来上がった画像を見ていただきましょう。


090909-Ju-HP.jpgこの日はなんと言ってもきれいな衛星の相互食の画像が取れたことです。
今までの木星観測の中で始めてのことです。
衛星表面模様がなんとなく見えそうですが・・・
気流状態は良くありませんでしたので、ベストの状態で観測してみたい現象です。
そして、複雑な表面模様も捉えることができました。

今頃が木星観測の旬!
これからの木星画像に期待してください。


小石川正弘