天体観測

天文観測の最新記事

カテゴリ

月別アーカイブ

シミュレータ

天文観測内を検索

やっとやっと、晴れました!

7月27日からずうーっと曇りや雨降りばかりの天候が続いていました。
7月下旬の梅雨明けを期待して待っていたのですが・・・
いつまでたっても天候回復の兆し(梅雨明)が見られません。
テレビでの気象予報士皆さんの苦労がひしひし伝わってきます。

8月上旬の仙台七夕も悪天候!
そして、立秋を迎えて気象台は「明瞭な梅雨明けはない」と宣言!
そうなると仙台には夏はなく、四季は「春・梅雨・秋・冬」となってしまいますね。
昔もこんなことがありました。

台風9号の接近、各地に大きな被害を与えました。
その台風が前線を取り込んでくれると、天候回復するのではと期待しました。
しかし予報を見ると、どんどん日本から離れていくコースとなりました。
11日夕方の空も快曇(造語です)!
でも夜半後に晴れるのではと思いつつ床に入りました。

案の定、目が覚めた12日の午前0時半、南天の空に木星がギラギラと輝いていました。
雲は多いながらも透明度は良好です。
先ずは、200倍程度眼視観測を行って見ました。
気流状態もそんなに悪くありません。
東縁から淡いながらも大赤斑も見えてきました。
北赤道縞の複雑な様子もわかり、早速接眼部に観測用カメラを取り付けて撮像開始。
しかし、空には動きの遅い雲が漂っていますし、南のほうから霧も出てきました。
何度となく雲や霧のために観測中断を余儀なくされ、満足に観測できたのは01時30分前後だけでした。
その後、木星の画像処理を行いながら天候回復を待ちました。
東の雲の切れ間に火星が見えていたので望遠鏡を向けてみました。
木星よりもはるかに小さい火星、地平線近くの悪い気流の影響で詳細はわかりませんでした。

それでは、木星の画像を見ていただきましょう。

 

090812Ju06w60.jpgうす雲を通しての観測でしたから、全体的に模様のコントラストは良くありません。
それでも、大赤斑の形や北赤道縞の複雑な様子は良くわかることでしょう。
北半球(中央より下)には大小さまざまな暗斑が出現しています。
そして、天体の衝突痕は大赤斑より後方の経度ですから観測することはできませんでした。
最新の情報では、衝突痕は複数に分裂しはじめているとのことです。

8月15日が衝、一晩中観測できる時期。
最高の観測条件にめぐり合えて、詳しく観測したいものです。

小石川正弘

撮影データ

観測日時:8月12日01時50分20秒(CMⅠ:269.14°CMⅡ:102.73°CMⅢ:198.97°)
観測機材:31cm反射望遠鏡 XP24mm拡大撮影 ATK-2Cカメラ
観 測 地:青葉区愛子東6丁目地内
観 測 者:小石川正弘