天体観測

木星は明るい!

24日から25日にかけても天候に恵まれました。
20時過ぎに勇んで天文台に向かいましたが、
昨夜と同様に時間とともに西側から雲が出てきたのです。

いくら性能が良い望遠鏡や観測機器だって開店休業。
そんな時に何をしているかといいますと、実にいろいろなことがあるのです。
主に観測のまとめが中心となりますが・・・でもやっぱり空、雲の状態が気になってしまいます。
背後には全天雲監視システムのモニター画像が出ており、
それを見ながら観測のチャンスを狙っています。

24日夜は夜半過ぎから晴れてきました。
望遠鏡の制御画面を見ながら観測計画を練るのですが、
この夜は、天の川の中の冥王星に目が留まりました。
6月23日が衝ですから、今頃が観測シーズンとなります。
しかし、明るさ的には「超暗い天体」です。
存在だけでもと思い、観望会で使用するナスミス接眼部にデジタルカメラを取り付け、
10秒、20秒、30秒露出で撮影を行いました。
その後、同じ露出で他の惑星も撮影し明るさの違いを出してみようとなりました。
南東の方角には惑星の王者の木星、そのそばには海王星が輝いています。
その東側には天王星も輝いていますので、同じ露出で次々と撮影していきました。
もちろん天王星や海王星の色の違いも楽しむことができました。
冥王星をのぞいた三惑星は、夏から秋にかけて観望のチャンスとなります。
土曜夜の観望会で、ぜひ見ていただきたいと思います。

それらの画像をまとめたものを見ていただきましょう。

 


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一番暗い冥王星と木星の明るさの違いは約230万倍もあります。
つまり、冥王星は木星の明るさの約230万分の1でしかありません!
すごい明るさですね。
木星の衛星イオは、強烈な光芒の中に埋もれてしまっています。

写真撮影後、彗星や小惑星観測を行い02時30分過ぎには全天に雲が広がってしまいました。
観測終了です。
機材整理をしていて大事なことを忘れていたことに気づきました。
それは、冥王星を眼視で確認することでした。
その楽しみは、次回にとっておくことにしましょう。

小石川正弘

使用機材:1.3m反射経緯台ナスミス眼視焦点 
       キヤノンイオス5D ISO1000 
撮 影 者:小石川正弘