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木星と海王星の接近

25日から26日朝にかけては大変良い天気に恵まれたのですが

透明度は最悪でした。

肉眼で天頂付近を眺めても、最も暗い星は3等星までしか見えません。
ちょっともったいない観測条件でしたので21時頃に天文台入り。
いつものように1.3m大型望遠鏡を立ち上げました。
外気温にちょっと馴染むまで土星を観望。
透明度が良くないので「もしや、気流が良いのでは・・・」と期待したのですが、

ダメでした。

ボケボケの土星を見て「今夜もダメか・・・」とため息交じりの独り言。
その後は、ピント合わせを行い、明るそうな彗星の観測。
一通り撮影後、透明度がよさそうな天頂付近から北の空に点在している銀河の観測。
透明度が悪いので、限界等級は16等程度でした。

深夜を過ぎ、南東の地平線から木星が昇ってきました。
制御室にいても、全天監視カメラによって雲や天体の状況を確認できますから大助かりです!
木星の地平高度15度になったことを確認して1.3mを向けて見ましたが、

やっぱり気流状態は最悪でした。

観測を中止しようかと思いましたが、27日が木星と海王星の再接近日!
早速、1.3mに同架されてある15cm屈折望遠鏡で撮影を行ってみました。
写真を見ていただきましょう。

 


IMG_090526JuUr15cm.jpgおなじみのやぎ座の恒星(5.09等)が写っていますね。
以前ご紹介しました写真と比較してみてください。
海王星の動きに比べて、木星がどんどん近づいてきた様子を知ることができるでしょう。
その接近の様子は7月10日頃にも起きます。
そのときには、木星の上に5.09等の恒星、その上に海王星と並ぶようになります。
大きめな双眼鏡などを使用して、その接近を是非眺めてください。

小石川正弘

撮影データ

撮影日時:5月26日02時30分
撮影機材:15cm屈折望遠鏡直焦点(F8)
     キヤノンイオス5D ISO1250 露出15秒
     フォトショップCSにて画像処理
撮 影 者:小石川正弘