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板垣さんとは40年近く観測仲間です。
最近は、山形蔵王山麓の観測所と栃木県の観測所で、
銀河の中に現れる超新星と彗星の捜索を精力的に行っています。
さて、3月といえども山形県地方は天候に恵まれないのでしょう。
今回も栃木県に設置した観測所での発見でした。
使用した機材は、口径21cm反射望遠鏡に天体用冷却CCDを取り付け、
秋の星座・くじら座の中を撮影中に発見したものです。
この発見には、共同観測者である北海道札幌市の天文アマチュアの金田宏さんが開発した
「移動天体検出プログラム」の成果であるということが報告されています。
発見後、板垣さんは31cm反射望遠鏡によって確認観測を行い、
その後複数の観測者によっても確認されたのです。
日本国内での新彗星発見は、2002年12月発見の工藤彗星以来で、6年ぶりの快挙となります。
天文台では、17日夕方から観測体制に入り、1.3m反射望遠鏡を使用して
18時30分過ぎに同彗星撮影に成功しました。
写真は、位置観測の合間にナスミス眼視焦点にデジタルカメラを使用して撮影しました。
そして、眼視観測を行って見ましたが黄砂の影響なのでしょうか、
1.3mを使用しても貧弱な姿をやっと確認できました。
これからの板垣彗星は、太陽に近づいていき観測条件は良くありません。
また、明るさも10等よりは明るくならないようです。