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続報 ルーリン彗星観測

話題となっているルーリン彗星は、地球接近を終え次第に遠ざかりつつあります。
と、言ってもすぐに見えなくなるわけではなく、双眼鏡や望遠鏡を使用すれば3月中は十分見ることができるでしょう。

たくさんの方から「ルーリン彗星は肉眼でも見られますか」との問い合わせをいただきました。
残念ながら一般の方には、肉眼で見ることできなかったことと思います。
それでも26日深夜の観測中、しし座1等星レグルスの東側にあるρ星の近くにかすかなルーリン彗星の姿を確認できました。

 

さて、ルーリン彗星の観測には1.3m大型望遠鏡も大活躍中です。
ただし、明るくなりすぎてデジタルカメラで全体を写すなんて到底無理なこと。
ナスミス眼視焦点部では中央集光部のみしか写りません。
彗星ですから尾も写したいですよね。
1.3mに同架してある15cm屈折望遠鏡が尾の撮影に活躍しています。
しかし、問題となるのが1.3m望遠鏡の架台形式です。
経緯台方式を採用しているので、長時間露出では星の像が回転してしまうのです。
特別な装置を入れれば回転はなくなりますが、大変高価と聞いています。
でも、星の像をきれいに写す目的ではありませんね。
彗星の姿をきれいに写し撮ればよいわけです。
1.3m大型望遠鏡の駆動形式に、彗星の動きに合わせた「メトカーフ追尾」があります。
星は流れてしまいますが、彗星の姿をきれいに写すことができます。

尾もきれいに見えてきたルーリン彗星の姿を見ていただきましょう。
あわせて1.3mナスミス眼視焦点部で撮影した中心部も見ていただきましょう。

 

                                               小石川正弘

 

HP_090227_C2007N3_15cm_6comp.jpg

 

 

 

 

 

 

 

 

▲ 左上にある明るい星は、しし座ρ星です。 

 

撮影データ

撮影日時:2月27日02時過ぎ
撮影機材:15cm屈折望遠鏡 F9直焦点
     キヤノンイオス5D ISO1000 露出3分 6コマ合成
     ステライメージVer6及びフォトショップCS3で画像処理
撮 影 者:小石川正弘

 

 

HP_090226_C2007N3_1,3m_4comp.jpg

 

 

 

 

 

 

 

 

撮影データ    

撮影日時:2月27日00時20分頃
撮影機材:1.3m反射経緯台 F5ナスミス眼視焦点
     キヤノンイオス5D ISO1000 露出2分 4コマ合成
     ステライメージVer6及びフォトショップCS3で画像処理
撮 影 者:小石川正弘