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観望好機の土星

早いもので2月に入ってしまいました。
晴天の日も多くなりましたが、空の透明度も少しずつ悪くなってきました。
そんなときに限って気流状態が良くなることも多いようです。

4日夜、連日の観測疲れのせいで23時ころ天文台に入りました。
1.3-m大型望遠鏡の調整観測を行いながら、観望好機となってきた土星に向けてみました。
気流状態もまあまあです。
しかし、写真撮影を行いますとなかなか思い通りには写ってくれません。

写真を見てください。

 

090205s.jpg 

 

 

 

 

 

 

 

3個の衛星たちが土星環東側にきれいに並んでいました。
内側から、明るさ9.7等のレア、真ん中が10.2等のテチスで、
一番外側が10.4等のディオネになります。
露出をたっぷりかけてありますから、本体は露出オーバーとなっていますね。

次の写真を見てください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

本体に露出をあわせてみました。
4枚の画像をコンポジットしていますから、見やすくなっていますね。
ただし、表面の模様らしきものはほとんど映っていません。
目で見てよく見えてはいるのですが、いざ写真を撮ってみると意外に写ってくれません。
そこが惑星写真観測の難しいところで、
原因は1.3-mでも絶えられるような気流状態ではないのです。
そのために良い気流状態を狙っているのですが、冬場の時期にはなかなかめぐり合えません。
それでも本体の微妙な色合いは良くわかることでしょう。

今、1.3-m大型望遠鏡の真価を発揮してくれる日を待ち望んでいます。

 

                                                                                                           小石川正弘


撮影データ

観測日時:2月5日2時26分頃
観測機材:1.3m反射望遠鏡ナスミス眼視焦点
     キヤノンイオス40D ISO800 露出1/8秒
     4枚画像合成 ステライメージ及びフォトショップにて画像処理
撮 影 者:小石川正弘