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捉えた!1.3mでの国際宇宙ステーション(ISS)

2月5日は、何かと多忙な一日でした。
17時過ぎ1.3-m大型望遠鏡制御室での仕事を終え事務室に戻ってみると
ISSとオリオン座の1等星リゲルとの接近に盛り上がっていたのです。
その接近時間を聞いてビックリ「17時34分頃」というのです。
1.3-mの電源をおろしてきたばかりです。
迷いました、写真撮影をすべきだろうかと・・・

撮影に関しては熟知しています。
何とかなるだろうと観測機材を持ちながら大急ぎで3階の制御室へ向かったのです。
そうしましたら1.3-mの電源が入れられており、同僚のSさんは言いました。
「小石川さん、リゲルは導入されてありますから」と。
超ラッキー! これで焦点合わせだけで作業が済んでしまいます。
焦点合わせといいましても難しくはありません。
カメラファインダーの中には「リゲル」が導入されていますから
それで簡単にあわすことができました。

次に問題となったのは「シャッターチャンス」です。
カメラの感度をISO1250にし、シャッタースピードを1/1250秒の高速にしました
この設定は、今までの経験により得られたものです。
シャッターチャンスは、同僚のSさんに15-cm屈折望遠鏡を覗いてもらい
リゲルの近くに着たら「ハイ」と声がけで、連続シャッターを切ることにしたです。
そして1.3-mの写野の中を一瞬で通り過ぎるだろうとも予測しました。

その時刻が近づいてきます。
「ハイ」と同時に連写開始。
終了後画像を見返してみると撮影できたのは1コマだけでした。


090205r.jpg

 

 

 

 

 

 

 

 

さあ、見ていただきましょう。
1.3-m大型望遠鏡で撮影したISSを。
ISSは、望遠鏡からおおよそ600km以上も離れていますので詳細はわかりません。
それでも太陽電池パネルを明瞭にキャッチできました。
今回の撮影は天体現象ではありませんが、
スタッフの皆さんのおかげで撮影できたものと感謝しています。

もしかするとISSを撮影した望遠鏡では国内一となったのではと・・・

 

                                                                                            小石川正弘


撮影時刻:予想された時刻頃
撮影機材:1.3m反射経緯台ナスミス眼視焦点
     キヤノンイオス5D ISO1250 露出1/1250秒
撮 影 者:小石川正弘とその場にいたスタッフの皆さん