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続報 ルーリン彗星

25日03時前、自宅付近から見る星空はすばらしい透明度に恵まれましたが、
星の瞬きがひどく、しし座の中で輝く土星の観測をあきらめました。
観測目標はいくらでもあります。

31-cm 反射望遠鏡の傍に設置してある赤道儀の上に写真撮影の準備を始めました。
撮影目標は、もちろんこれから最高の条件で観測できるルーリン彗星です。
ネジを閉めたり緩めたりの作業は、手袋をかけているとやりにいものです。
手袋はずして作業していましたら、手先が氷のように冷たくなってきました。
近くにあった温度計を見ましたら、寒いはずです! 氷点下5度を示していたのです。

観測機材が外気温になじむまで、70mmの双眼鏡を使用して予報位置を見ました。
てんびん座γ星の下の方に向けると、淡い星雲上の天体が見えてきました。
その付近には、そのような天体はありません。
そして、予報位置の場所ですからルーリン彗星であることは間違いありません。
明るさは6等前後で、尾らしきものは見えていません。
早速、望遠レンズの写野中心に導入して撮影開始。
今は、カメラ専用のインターバルタイマーが発売されていますから
撮影は大変楽になりました。
カメラの感度を800にセットし、インターバルタイマーで露出時間を30秒にセットし、
10コマ連続撮影にセットして撮影開始です。
後は自動的に撮影していきますから、時間的に余裕もあります。
次に焦点距離の短めなレンズを使用して、星座が分かるような写真撮影です。

出来上がりました写真を見てください。
左上の写真は、400mm望遠レンズで撮影した9コマをコンポジットしました。
彗星特有の色が良く分かりますね。
尾らしきものは写りませんでした。
そして、広角の写真では、星座間での位置関係が良く分かることでしょう。

これからルーリン彗星は、画面の右側の方(てんびん座からおとめ座)に移動し
ちょうど1ヵ月後に最高の条件で観察できるようになるでしょう。

                               小石川正弘

 

090125C2007Lulin.jpg


 

撮影データ
撮影日時:1月25日04時50分過ぎ
撮影機材:彗星拡大-400mm望遠レンズ F2.8 ISO800
     広角写真-24mm~135mmズームレンズ使用 F5.6 ISO1250
     キヤノンイオス5D
     フォトショップにて画像処理
撮 影 地:青葉区愛子東6丁目地内
撮 影 者:小石川正弘