天体観測

天文観測の最新記事

カテゴリ

月別アーカイブ

シミュレータ

天文観測内を検索

寒い朝

11月に入って、1.3m 大型望遠鏡の調整観測に明け暮れていました。
ほとんど夜間作業ですから、疲労も極限状態に達し「ゆっくり寝たいなぁー」というのが本音です。

10日夜は、天候が悪く早々に寝ることにしました。
しかし、体にどっぷりとしみ込んだ習慣は抜けません。
2時間ごとに目が覚めます。
11日03時過ぎに目が覚め、カーテン越しの南の空にはシリウスが見えています。
瞬きは? おっ、少ないぞ。
それを確認してから、土星観測モードに突入したのでした。

 

観測機材を準備しながら、そばにある温度計に目をやったら「0℃」寒いはずです!
手先が冷たくなってしまい、初めて観測用手袋を使用してしまいました。
200倍ほどで見る土星の姿は、気流もまずまず、細い環の姿が印象的でした。
ちょっと太めの銀の串でも刺した姿は、実にユニークですよ。

 

081112Sa06w6_4.JPG 

さあ、画像を見てください。
本体に映った環の影がよく分り、周縁で少し湾曲していますね。
土星の南側から太陽光が当たっているためで、本体が球体であることを証明しています。
また、B 環付近が明るい様子がわかりますし、北半球が薄暗い様子も続いています。
縞模様の詳細は、もう少し気流が良くならないとわかりません。

観測終了は05時過ぎ、そのまま愛犬と一緒に白い息を吐きながら早朝散歩へと出かけて行きました。

                                    小石川 記


■観測データ
観測日時:11月12日04時56分頃撮影
観測機材:31cm反射望遠鏡 XP24mm拡大撮影 ATK-2Cカメラ使用
       大気補正プリズム使用
観測地:青葉区愛子東6丁目地内
観測者:小石川