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遠い惑星が見ごろ

2年前の8月、それまで第9番目の惑星・冥王星が・・・

 


そうなんです。惑星から外されてしまったのです。

現在、最遠の惑星は、1846年にドイツ人のガレによって発見された海王星ですね。
公転周期は165年、2011年に発見位置に戻ってきます。

今、海王星が見ごろとなっていますし、その内側をまわる天王星も。
明るさは、天王星が5.7等、海王星が7.8等です。
存在だけであれば、小さな望遠鏡で十分に見られる明るさです。
表面模様は、残念ながら大きな望遠鏡を使用しても見ることはできません。
しかし、衛星については、自宅の望遠鏡でも簡単に撮れることが分かっていました。
いざ、1.3m を使用してとなると、撮影機材の調整が必要になったのです。
試行錯誤を繰り返し、10日に調整完了し早速1.3m に取り付けて撮影を開始しました。
気流状態は良くありませんでしたが、撮影した画像を見ていただきましょう。
天王星の三つの衛星と海王星のトリトンを捉えることができました。

  080910Uranus.jpg 080910neptune.jpg  

 

 

  

 

 

 

 

 

 

 

その衛星の明るさは、天王星の画像で、
上からアリエル14.2等、ウンブリエル14.8等、オベロン13.9等。
そして、海王星のトリトンが13.5等となっています。
この衛星たちを1.3mで見ることができるのでしょうか。
条件良ければ見ることは可能だと思います。
実は、7月28日の夜のことでした。
天文台の場所からでも天の川が見え、良い気流にも恵まれました。
1.3m の高倍率の視野内に、明るさ13.9等の冥王星を見ることができたのです。
ということは、14等程度の衛星たちであれば十分に見られると思います。
今後、最良の観望条件に巡り合えましたら、天王星と海王星の衛星達を眼でと思っています。
また、ご報告することにしましょう。

写真撮影と文  天文台係 小石川


撮影日時:9月10日23時50分頃
撮影機材:1.3m反射経緯台 ナスミス眼視直焦点
     イオス40D ISO1000 露出:天王星60秒 海王星30秒
     ステライメージとフォトショップにて画像処理