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やっと晴れました! 秋空の中に・・・

長かった天候不良も8日に解消しました。
きれいな秋空を眺めていると、何かしたくなるものです。
思い切って自宅から車で5分のところの天文台へ。
月曜日は休台日なのですが、維持管理の方々がいろいろな設備の点検中でした。
挨拶もそこそこに、1.3m大型望遠鏡制御室へ。

観測目標は、太陽近くの水星、金星、火星とおとめ座のγ星の4天体でした。
太陽の近くといっても、離角は20度以上ありますから、
太陽光が直接入る心配もありません。
そして、導入精度がとても良いものですから、
狙った天体は気持ちよく視野中央に入ってきます。

さて、この日の3惑星のデータは下記のとおりです。

水星の明るさ0.1等、視直径6.7秒、輝面比0.61
金星の明るさ-3.9等、視直径11秒、輝面比0.91
火星の明るさ1.7等、視直径3.8秒、輝面比0.98

実際にのぞいてみると、やはり金星は明るい!そして少し欠けた様子も確認できました。
次に、水星を導入。
視野中央付近に欠けた姿を確認!色合いも薄茶色です。
そして、火星です。
明るさも水星よりも暗いものですから、導入後、しばし視野内をキョロキョロ。
見つけました。かすかな火星を。それでも視直径4秒近くありますから面積体に見えました。
模様ですか。あるようなないような感じでした。

一通り撮影後、惑星たちの近くで輝くおとめ座γ星を導入。
明るさ2.7等の恒星ですが、火星より簡単に見つけることが出来ました。

今回の撮影での大収穫は、水星の形状と色合いを確認できたことです。
そして、金星は、宵の明星として輝きますので、夕方の西空に注目してください。

それでは、各画像を見ていただきましょう。
1(水星)、2(金星)、3(火星)、6(γ星)は、1.3mの直焦点撮影で
4と5は、水星と金星の拡大撮影を行いました。

撮影・文:天文台係 小石川

 

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     ▲水星                ▲金星              ▲火星

 

080908mercury_ex.jpg

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    ▲水星(拡大)           ▲金星(拡大)          ▲おとめ座γ星

 

 

共通データ

撮影日時:9月8日11時ころ
撮影機材:1.3m反射経緯台、拡大レンズLV30mm
     キヤノンイオス40D、ISO1000、露出1/800
     フォトショップ及びステライメージで画像処理