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昼間の金星と水星

20日、太陽撮影後、見学者の1.3m大型望遠鏡解説を行いました。

連日満員御礼が続いていますから、直径8mの観測室も満員状態です。

1回で入りきれませんでしたので、もう1回行うこととなりました。

その後、天候も良かったので太陽から東に位置している金星と水星の撮影を

行ってみることにしました。

ただし問題があります。

1.3m大型望遠鏡の筒は、パイプを使ったトラス構造となっています。

南中近くの水星や金星でないと、太陽光が1.3m鏡に入ってしまうという超危険状態となります。

それで、スリットが太陽光を遮ってくれる南中ころに撮影することにしています。

1.3m導入後、眼視にて状況確認、気流状態はあまりよくありません。いつものようにナスミス眼視焦点にカメラを取り付けての撮影となりました。

太陽から水星までは13度18分、金星までは17度34分ほど離れていました。

両惑星は、23日土曜日の14時ころ、1度15分まで接近します。

また、水星の明るさは-0.8等、視直径5秒、輝面比は0.91です。

金星の明るさは-3.9等、視直径10秒、輝面比は0.95です。

水星よりは、金星の方が丸に近い姿ですが、写真ではわかるでしょうか。

 

IMG_0335-080820-Me-1.3m.jpg

IMG_0328-080820Ve-1.3m.jpg

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

        ▲水星                     ▲金星

西公園時代、太陽近くの水星や金星を望遠鏡中心にいれるのに大変苦労していました。

しかし、望遠鏡も大型化、最新のコンピュータ制御で天体を導入するものですから素晴らしい精度で視野中心に入ってきます。

そんなことで、これからも太陽近傍の水星や金星の画像をご紹介していきましょう。                                   

 

天文台係 小石川

 

■撮影データ

撮影日時:8月20日11時47分頃
撮影機材:1.3m反射経緯台直焦点 f6350mm
       キヤノンイオス40D ISO200 
       シャッタースピード=金星 1/2000秒 水星1/1250秒