天体観測

天文観測の最新記事

カテゴリ

月別アーカイブ

シミュレータ

天文観測内を検索

梅雨の晴れ間に2

15日の明け方に1.3m望遠鏡で「ボアッティーニ彗星」をテスト撮影しました。

 この日の夜半過ぎは、中分散分光器のテストをやっていました。

午前3時近くになってふと明るい彗星が昇って来ていることを思い出して、まず姿を残しておこうと思い、1.3m望遠鏡のナスミス眼視接眼部に CanonEOS5Dを取り付け撮影しました。

既に薄明が始まっており時間との勝負!

若干ピントが甘いものの、写真に収めることができました。

コマ(本体周辺に円状に広がった部分)の色や形などの様子がわかります。

 

ボアッティーニ彗星は、現在の明るさは6等程度、くじら座からおひつじ座付近を移動中です。

双眼鏡を使えば簡単に見ることができるほどの明るさ。

Canonにその姿を収めた後は、分光器での撮影を行い、彗星特有の波長帯と薄明(太陽)の波長帯・光害の波長帯を同時に記録できました。
一次処理の結果からコマ特有のC2、NH2、C2+NH2の輝線スペクトルが確認できました。

 

1.3m望遠鏡観測機器については、現在色々な天体をテスト撮影し、観測研究に活かせるよう調整を続けております。

今後の観測に乞うご期待下さい!

 

C2007W1-2.JPG

         ▲Canon撮影データ

          撮影日時: 2008年07月14日 27時23分 露出 60sec×2枚

          使用機材:CanonEOS5D 感度ISO1250  フォトショップにてコンポジット

          撮影者:加藤忠(NTTファシリティーズ)

 

C2007W1_sp.jpg          ▲分光器写真データ(マカリによりダーク・フラット補正、トリミング済)
          撮影日時: 2008年07月14日 27時34分 露出 300sec
          グレーティング:低分散モード(帯域 4000Å-7000Å)  

          撮影者:加藤忠(NTTファシリティーズ)