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長い梅雨も終わろうとしている7月28日、夕方から急速に天候が回復してきました。
自宅の望遠鏡で気流を確認してみましたが、惑星観測には不向きな気流状態。
しかし、透明度がとても良いので、自宅から車で5分のところにある天文台へ。
行ってみてビックリ! 天の川が見えているのです。
久しぶりの天の川を見ながら、天文台へ入りました。
3階の観測室へ上がり、制御用コンピュータを立ち上げました。
しかし、気象センサーの数値は「高湿度」を表示しています。
大型望遠鏡になると精度保持のために、高湿度の夜や低空での観測はできません。
しかし、好条件を逃すことはできません。思い切って観測窓と6面のシャッター全開放して観測に入りました。
一番最初に行うことは「正確なピント合わせ」です。眼視観測用ナスミス焦点にデジカメを使用しての撮影ですが最新のカメラには「ライブビュー機構」が付いていますので大変楽にピント合わせを行うことができます。
観測目標天体は、北天(C/2008J1)と明け方の東空(C/2007W1)に見えている二つのボアッティーニ彗星とわし座のアルタイルの南に位置しているダレスト周期彗星を選びました。二つの彗星とも2分露出で明瞭にキャッチできました。特に、明け方のボアッティーニ彗星は明るく緑色のコマが拡散していることを確認しました。
そして、観望の好機となっている冥王星に望遠鏡を向けました。
もちろん写真撮影も行いましたので、見ていただきましょう。
その後、木星を向けてみましたが、気流が悪く表面模様の詳細はわかりません。しかし、300倍くらいで観望したのですが、その明るさにはびっくりしてしまいました。
さすが1.3m の集光力を体験しました。
共通データ
使用機材:1.3m反射経緯台ナスミス眼視焦点(焦点距離:6350mm F4.85)
キヤノンイオス5D 感度:1250
撮影者:天文台係 小石川