仙台市天文台
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東北大学理学部 野口正史 先生



イラスト/池辺 由加里

2005年3月5日(土)
13:00から15:00まで。
仙台市天文台 講義室にて

講演「銀河進化加速装置 - 宇宙の巨大なバー」

 夜空を彩る星々や天の川は私達を日常の生活から解放し遠い別世界へといざなってくれます。私達が肉眼で見ることのできるこれらの天体はほとんどが私達が住む「銀河系」の天体です。しかし、最近ハッブル宇宙望遠鏡で撮影された遠方の宇宙の写真には、それこそ星の数ほどたくさんの銀河がひしめいています。
 銀河の形は千差万別であり、その形態が銀河について何を物語るのか読み解こうとする研究が行われてきました。なかでも渦巻銀河には中心に棒状の構造(バー)を持つもの(棒状銀河)が多く見られます。最近の研究でこのバーは銀河の進化の謎を解明する大きな鍵を握っていることが明らかになってきました。
 講演では、最先端の観測装置や、日進月歩のコンピュータシミュレーションによって明らかにされつつある棒状銀河の形成と進化についてお話します。



     東北大学大学院 理学研究科  野口正史 先生より

 

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