仙台市天文台
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2003年度 初冬の番組

宇宙の姿(タイトル)

街明かりが少ない場所で星空を見上げると、明るい星はもちろん、ぼんやりと淡く
輝く星雲や星団などもいくつか見ることが出来ます。
私たちの目は直径7mmのレンズの双眼鏡のようなものですが、
この小さなレンズで集められる情報は少ないために、
宇宙全体の様子を確認することまではできません。

M31アンドロメダ大星雲
M31アンドロメダ大星雲の美しい姿

そこで、望遠鏡などを使って捉えた詳細な天体の姿を織り交ぜながら、
宇宙の姿について紹介し、その魅力に迫ります。


オリオン大星雲 プレアデス星団
 オリオン座の中心「三ツ星」のすぐ下あたりを拡大すると、
鳥が羽を広げたように見えるところがあります。
 これが「オリオン大星雲」です。
 周囲には星々の材料となるたくさんのガスがあり、
これらがまとまっていくと星(恒星)の誕生となります。
かつて、私たちのこの太陽や地球もこのような
ガスの中から誕生してきたのではないかと言われています。
 おうし座の背中のあたりに、
肉眼でもぼんやりと星が集まっているように見えるところは、
M45プレアデス星団と呼ばれているところです。
日本では古くより“すばる”と呼んで親しんできた天体です。
 誕生から5,000万年ほどと、比較的若い星々が多く、
まばらに集まっていることから、
「散開星団」と呼ばれる種類の天体です。
周囲のガスは近くの明るい星の光を反射して光り輝いています。

2003年12月2日(火)〜2004年1月7日(水)

 

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