仙台市天文台
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からす座

ギリシャ神話では、太陽の神アポロンの使いのカラスとして登場します。もともとカラスは全身が白く、人間の言葉が話せる賢い鳥でした。アポロンの妻コロニスが「不倫」をしていると偽りの告げ口をしたため、それが元でアポロンはコロニスを殺してしまったのです。アポロンは殺してから真相を知ることになります。嘘をついたカラスは、黒い体に染められ、言葉も奪われて、天に打ちつけられてしまうことになり、それが今の星座の姿とされています。
北斗七星から延びる春の大曲線に従って、うしかい座のアルクトゥールス、おとめ座のスピカを通り、この曲線をさらに先へ延ばしたところに、4個の3等星で作られるゆがんだ台形を見つけることができます。これが「からす座」です。

写真によるからす座

どんな姿をしているのか、下図をヒントにして想像してみてください。

ステラナビゲーターによるからす座

 

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