ホームズ彗星　その１１　
2007年11月17日

16日夕方からどんどん冷えてきて、20時頃の温度計は5°を切っていました。こんな日に限って透明度がよくなるものです。早々に観測機材をセットして、外気温に馴染ませるようにしています。しかし、連日の観測で極度の寝不足状態。ホームズ彗星が天頂付近に来るまで仮眠を取ることにしました。22時頃に目がさめて外に出てみると全天雲に覆われています。これではすぐに晴れないと確信し再度仮眠。目がさめたのは2時間後、外に出てみると快晴になっていました。 　透明度も良好なので、20mm広角レンズを使用して撮影を開始しました。（上の写真）スバルからカシオペヤ座まで入っていますのでホームズ彗星の位置関係がわかります。そして、ペルセウス座α星のすぐ近くで輝いていますので見つけるのは簡単でしょう。1等星より明るく見えていますが、そこは面積体ですから写真的には明るく写ってしまいます。 眼視光度は3等より暗くなってしまいました。左の写真は、10cm短焦点屈折を使用して4分間の露出をかけてみましたが、尾の変化は見られませんでした。また、右側は31cm直焦点で撮影したものですが、中央部の変化も無いようです。

解説　：　小石川

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