ホームズ彗星0711102　＜仙台市天文台＞

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ホームズ彗星　その４　
　（西公園でも撮影しました。）
2007年11月2日

　11月2日は天文台での定例観望会。ホームズ彗星が大増光となったため、当初に予定していた「秋の星雲・星団」のテーマを変更して、ホームズ彗星特別観望会となりました。
　観望会開始前は、雲も多くなかなか姿を確認できません。観望会開始の時間も迫ってきます。観望会担当の佐藤台員に「今夜はニュートン焦点で見てみよう」となりました。焦点距離が長くなるカセグレン焦点は、彗星のようなボケた天体の観望はちょっと苦手。そんなことでニュートン焦点に切り替えたわけです。
　さらに、閉台にむけて台内片づけをしていたら、なんと光害カットフィルターが出てきました。それをフィルター枠に入れて撮影したのが掲載写真です。薄雲通過などで満足な撮影条件ではありませんでしたが、ホームズ彗星の特徴を捉えることができました。やはり、南西方向（右側）のボケが大きくなってきていますね。そして参加者の皆さんは、肉眼で見えたと大喜びで帰っていきました。
　閉台を前にした41cm反射望遠鏡で、大増光したホームズ彗星を記録できたことは大変良い記念となりました。

撮影・解説　：　小石川

　この写真は、観望会終了直後に撮影しました。写真の下部には、41cm反射望遠鏡のドームが写っています。
　光害がひどくなった西公園からでも、彗星を肉眼で見ることができました。観望会では、参加された皆さんと観望会の様子を取材に訪れた報道関係の方々がいっしょになり、光害に負けずに輝くホームズ彗星を楽しみました。
　撮影日時：2007年11月2日21:37　　15秒露出(固定撮影)
　撮影機材：FinePixS2Pro(ISO800設定)　　 55mmレンズ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

撮影・文　：　佐藤