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3月11日の大震災により被害を受けていた1.3mひとみ望遠鏡、一度は全て解体され被災部品の交換や鏡面検査などを行い元通りの姿となったのは8月中旬でした。製作メーカーさんの努力で調整観測を行えるまでになっていましたが、天候は味方してくれませんでした。9月に入り6日、午後からすばらしい透明度になってきたので19時過ぎに天文台入り。ひとみ望遠鏡はカセグレン焦点しか使えません。焦点距離は12,699mmですから、焦点距離40mmのアイピースをつけても倍率は317倍にもなります。
今回の復旧作業でいろいろなアイデアをひとみ望遠鏡に付けていただきました。その中のひとつに、カセグレン凸鏡の後ろに直径600mmの遮光板をつけ、望遠鏡に入るよけいな街明かりを減らそうと言うものです。効果は絶大!昼間の空で6等級近くの恒星を見ることが出来ましたし、夜間にはきれいな天体を見ることが出来ました。調整が進めば観望用の焦点でも見られるようになります。焦点距離も半分になりますから、きっときれいな天体を見ることが出来るでしょう。復旧完了までお待ちください。
きれいになったひとみ望遠鏡の鏡とよけいな光をカットしてくれる遮光板の威力を見ていただきます。
7日02時30分頃、東天に見えてきたオリオン大星雲をデジタルカメラ60秒露出で撮影しました。街明かりもひどい方角で高度も24度ほど、撮影条件はよくありませんでした。でも、その効果で今までにないオリオン大星雲の写真を撮ることができました。
小石川正弘
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