春の星座でもちょっと目立たないのが、かみのけ座です。
街明かりの無いところであれば、しし座とうしかい座の中間
付近に4等星前後の星で漢字の「人」の星並びが見つかるでしょう。
その中に大変有名な銀河M64が見つかります。
明るさ8.5等で大きさは約9分ほどありますから10cm程度の望遠鏡でもよく見えます。
ちょっと大きな望遠鏡を使いますと、中央付近にうっすらと黒い隙間が見えてきます。
そこをたとえて黒眼星雲と名前が付きました。
その黒眼星雲を、1.3-m大型望遠鏡で撮影してみました。
画像は、仙台冷却CCDカメラ(白黒)を使用して赤緑青の三色で撮影し
コンピュータで合成作業をこないました。
大型望遠鏡の威力がよくわかる写真でしょう。
撮影日時:3月5日 赤:03h30m ~100秒露出
緑:03h22m ~110秒露出
青:03h55m ~210秒露出
撮影機材:1.3-m カセグレン焦点 F5 仙台冷却CCDカメラ
撮 影 者:小石川正弘